『トロムソコラージュ』

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1週間前くらいに読み終わりました。

短いので、ね。

帯にある「私は立ち止まらないよ」

という言葉から想像していたのは、

前向きな詩でした。

「でも戦車はね ひっそり佇んでいるのがいい

木陰でね 少し錆びて

小鳥たちが止まりにくるよ

小鳥たちは色んな名前をもっているけど

私は覚えないよ 覚えたくないよ

だって小鳥は名前じゃないから

小鳥は一羽一羽がいのちなんだから

………」
(9ページから抜粋)

という箇所が好きです。

読み終わってみて、

思っていたほど前向きでもなかったな、

と思いました。


それから、

『「詩人の墓へ」のエピタフ』

が、いいなぁと思いました。

「言葉をなくして

そよぐ木々になりたかった

………

今ぼくは無名に帰る」

というところが、いかにも詩的で。

感傷に浸れる一冊。


※『トロムソコラージュ』 谷川俊太郎 新潮文庫 ¥430+(税)
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by nekotencho | 2012-01-16 11:57 | books | Comments(0)

夫と子どもらとぬるーい日々。


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